食事誘発性熱産生(DIT)を知ってダイエットをうまく進めよう


こんにちは
NextageFitnessトレーナーのサトナカです。

みなさん、ダイエットうまくいっていますか?
僕も、最近ちょっと脂肪を乗せすぎたかなと思うので
軽めの減量に入ろうと思っています。

夏にいい体になりたいのなら
今のうちから仕込みをしていきましょう!

ダイエットの知識なんていくらあってもいいですからね!


さて、この記事の前に書いた「ダイエットの基礎」では
運動と食事は2つで1つ。
どちらか1つでもかけているとダイエットはうまくいかないという事を
お伝えしていたはずです。


そんな中で、今回は

「食事」

にフォーカスして色々なお話をしていければと思います。

そもそもカロリーって何?


はい、どうも。
まずはここからです。


カロリー摂りすぎ!
このお菓子カロリー爆弾じゃん!!

なんていう言葉をよく耳にするかと思いますが
では、そもそもカロリーって何なんでしょう?


カロリーとは…

カロリー(仏: calorie、記号:cal)は、熱量の単位である。
また、栄養学においては、カロリーは生理的熱量(栄養学における熱量、エネルギー)を表す単位として用いられる。
欧米では主にJ(ジュール)を用いることが多い。
1kcal=4.184kJである

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%BC


そう、エネルギーを表す単位と同じなんです。

では、食べ物から得ることのできるカロリーは
どのようにして算出されているのでしょうか?

それは、3大栄養素それぞれが持つカロリーの総和として算出されます。

3大栄養素とは

  • 炭水化物
  • 脂質
  • タンパク質

の3つの栄養素から成ります。

栄養素とカロリーの関係

この3大栄養素に含まれるカロリーは各栄養素によって決まっています。

それぞれの栄養素1gがもつカロリーがコチラ

炭水化物、タンパク質は4kcal。脂質は9kcal。

脂質だけがほかの2つと比べてかなり高カロリーであることが分かります。

つまり油の多く含まれる料理
(揚げ物や中華料理)は特に高カロリーになりやすいです。

ダイエットのまず一歩としては
揚げ物、フライものを避けるようにするだけでも
過剰なカロリー摂取を抑えることができます。

食事誘発性熱産生(DIT)について


前述の通り、油に含まれるカロリーが多く
カロリー過多になりやすいことがわかりましたが

  • 炭水化物
  • タンパク質

についてはどちらも同じカロリーですね。
という事はどちらを選んでも太りやすさは同じかというと
そうでもありません。

含まれるカロリーが同じなのに
なぜ太りやすさが変わるのか?
それは、食事誘発性熱産生によって説明されます。


食事誘発性熱産生(DIT)とは

食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。

食事を摂ると体内に吸収された栄養素が分解され、
その一部が体熱となって消費されます。
このため食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えます。
この代謝の増加を食事誘発性熱産生
(DIT: Diet Induced Thermogenesis)
または特異動的作用
(SDA: Specific Dynamic Action)といいます。

食事誘発性熱産生 / DIT | e-ヘルスネット(厚生労働省)


簡単に言うと

食べるだけでカロリー消費ができる


ということです。

このDITについても各栄養素ごとに
どれくらいDITによってカロリーが消費されていくのかがわかっています。

  • 炭水化物:6%
  • 脂質:4%
  • タンパク質:30%

相変わらず、脂質はカロリーが高く、
DITでもほぼカロリーが消費されることのない
太りやすい栄養素であることが分かります。

そして、炭水化物では6%と
これもまたDITによる恩恵は少ないですね。

そこでタンパク質を見てみると
どうでしょう?

30%ものカロリーが食べるだけで消費されてしまいます。

実に炭水化物の5倍ものカロリーを消費しています。
言い換えると、タンパク質は炭水化物の5倍痩せやすい栄養素
であるとも言えますね。

まとめ

さて、各栄養素の持つカロリーと食事誘発性熱産生による
カロリーの消費を解説しました。

この仕組みさえ頭に入っていれば
1日の食事の中でタンパク質がいかに重要な栄養素であるかが
分かると思います。

同じ食事量でも、タンパク質を積極的に摂っているだけで
痩せていくという事も十分にあり得ます。

最近よく耳にする

「食べて痩せる」

というのは、こういった仕組みを理解したうえで
選択的に食事を行い、栄養素のバランスを整えていくことで
成り立っています。

くれぐれもキャッチコピーに惹かれて
暴食の限りを尽くさないようにお願いいたします。